この島で生まれ育ってきたため、普段は「自然の中で暮らしている」という実感はあまりありません。それでも今朝、窓の外を見ると「キョン」がこちらをじっと見つめていて…。ああやはりここの暮らしは大きな自然の中なのだと、ふと感じさせられました。
映像やパンフレットで紹介されるような、離島ならではの魅力はもちろんよく知っていますし、実際にその暮らしを楽しんでいます。日常生活の中で、強い不便さを感じることは多くありません。
ただ、医療や学習の機会となると話は別です。例えば歯科受診一つとっても、熱海や東京まで出向く必要が出てくることがあります。自分自身の資格取得の過程でもそうでしたし、これから先、小学生の娘たちの学びの機会を考えると、同じ課題は避けて通れません。
行政書士の登録を終え、アクセスできる情報は確実に増えました。これから専門知識を深めていくことへの期待もあります。しかし同時に、研修の多くが現地開催である現実に直面し、正直なところ愕然としています。
特に直近の成年後見制度の基礎研修は、制度改正もあり非常に関心の高い分野です。
それにもかかわらず、講義は毎週土曜日の午後、全8回。通う手段がないわけではありませんが、金銭面・体力面の負担を考えると、簡単に踏み出せるものではありません。
これはあくまで「学ぶため」の不自由さです。しかし、これが実生活の問題解決となれば、その負担やリスクはさらに大きくなるはずです。
こうした「海を隔てた不便さ」を実感しつつ、その不自由さを少しでも和らげる存在になりたい——そんな思いを強く感じています。
