昨日の記事で「成年後見制度の基礎研修」について、プログラムの内容からして離島から通うのは難しいのではないか、という話を書きました。
そこで実際に東京都行政書士会へ問い合わせをしてみたところ、予め設定されている補講日にオンラインで受講すれば問題ない、という回答をいただきました。正直なところ、少し驚きつつも、とてもありがたく感じています。
行政書士の使命規定にもあるように、また今回の法改正で明文化された情報通信技術の活用についても、
「行政書士は、その業務を行うに当たっては、デジタル社会の進展を踏まえ、情報通信技術の活用その他の取組を通じて、国民の利便の向上及び当該業務の改善進歩を図るよう努めなければならない。」(行政書士法 第1条の2 第2項)
とされています。
まさに世の中が合理的になる方向へ、少しずつ調整されているのだと実感しました。
そういえば、宅建士の登録実務者研修の際、不動産鑑定士の講師の先生から「窓口調査」の重要性を教わったことがあります。分からないことや、解決が難しそうに見える問題でも、行政の窓口で適切な担当者に話をすることで、解決につながることが多い、というお話でした。
今回の講習の件も、まさにそれでした。少し問い合わせをしただけで道が開けましたが、もし一人で悩み続けていたら、今も結論が出ないまま時間だけが過ぎていたかもしれません。
行政の窓口で思うような回答が得られなかった経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。ただ、多くの場合、事案ごとに専門の担当者が存在します。しかるべき窓口にたどり着けば、的確な回答が得られる可能性は高いものです。
身近な問題について、「どこに相談すればいいのか分からない」と感じたときは、どうぞお気軽にご相談ください。解決に向けて、一緒に考えていきましょう。
行動してみること。それだけで、状況は案外あっさり動くものだと、改めて感じた出来事でした。
追記
後日、東京都行政書士会よりお電話をいただきました。
別件で問い合わせをしていた「人権研修」についてです。
この研修は、登録終了後3か月以内に受講するよう案内されているものですが、次回開催が5月13日とのことで、日程的に上京しての受講が難しい可能性があり、その次の日程を確認していました。
すると今回、東京都行政書士会のご配慮により、離島在住の者への特別な措置として、オンラインで受講できるよう調整いただけるとのことでした。思いがけないご対応に、ただただ感謝の気持ちです。
世の中、動いてみれば何とかなる――。
今回の一連のやり取りを通じて、そのことを改めて実感しました。
東京都行政書士会の対応は、まさに改正された行政書士法の趣旨に沿うものであり、現場の実務においてもそれがしっかりと体現されていることに、心強さを覚えます。
